春の柔らかキャベツをたっぷり頂こう

時期によって味わいが違う旬のキャベツ

キャベツには旬の時期が2回ほどあり、さらに栽培地域や収穫時期で分ければ3回、4回と季節に合わせた味わいを楽しむことができます。
柔らかで新鮮な春キャベツ、涼しいところで生産されるしゃっきりした夏の高原キャベツ、少し硬さが増すものの煮込み料理などに合う秋のキャベツ、そして2度目の旬の甘みが増してぎゅっと詰まった冬キャベツがあります。
中でも春キャベツはファンも多く、炒めたり、煮込んだりはもちろん、生でいただくにも一番美味しい時期となります。
春の日差しを浴びて芽吹いた獲れ立てキャベツは、みずみずしく柔らかで生でもバリバリ食べられます。
整腸作用や美肌効果も期待できる旬のキャベツをたっぷり頂きましょう。

軟らかいから生がおすすめ

春キャベツは水分を多く含んで柔らかで食べやすいので、キャベツは硬くて生食はあまり好きじゃないという方や、千切りキャベツは揚げ物の付け合わせに少しだけあれば十分といった方にも、生で食べてもらいたいものです。
軽く千切って好みのドレッシングやマヨネーズ、酢と和えるだけ、細く細く千切りしてふわふわになったキャベツをオリーブオイルと塩、胡椒で和えただけでも十分に美味しく味わえます。
より柔らかく食べたい際には甘酢に漬けたザワークラウトのようなピクルスにしても美味しく食べられます。
酢漬けにするとそのまま付け合わせとしていただけるのはもちろん、ポテトサラダに混ぜたり、ハムに包んでいただいたり、パスタやスープの具にしたりと、料理にも活用できます。

たっぷり食べられる加熱料理

そのままでも柔らかな春キャベツですが加熱することで、より柔らかく甘さも増します。
春キャベツは冬の時期のキャベツより、より短時間で柔らかくなるので調理の手間や時間も省けます。
定番のロールキャベツは春の時期なので、あっさりめのコンソメ味や、醤油を加えた和風テイストにしたり、コクのある合いびき肉などではなく、ヘルシーな鶏の挽き肉や豆腐を包んでも美味しいです。
炒め物も火が通りやすく素早く食卓に乗せられます。
豚肉などと一緒にキャベツ炒めにしたり、少量のアンチョビと一緒に炒めるアンチョビ炒めはお酒のおつまみにももってこいです。
脂分を抑えてヘルシーに食べたいなら、茹でる、蒸すの調理もおすすめです。
短時間で柔らかくなるのはもちろん、熱を加えることで甘みがグッとますので、そのまま食べても美味しく、マヨネーズなどの油分も不要で、美味しい高級塩をパラりとふるだけや、ポン酢などでいただいても、簡単調理なのに美味しい逸品となります。